自分の臭いには気付けない
「なんだか私、臭ってる…?」そう思った時には、もしかしたら自分以外の人は、さらに強い臭いを感じているかもしれません。
実は、鼻がもっとも鈍感になる臭いが、“自分自身の臭い”なんです。
嗅覚は、一度臭いと思っても嗅ぎ続けている内に慣れてしまい、不快に思わなくなっていきます。
「人からワキガを指摘されたけれど、そこまで自分が臭いとは思えない…」実は、これはよくあることなんです。
もしかしたら気付いていないだけで、自分はワキガなのかも…?
ドキッとした人は、ぜひこれからご紹介する“自分でできるワキガのチェック方法”を試してみてください!
そもそもワキガの原因って何?
人の肌には無数の毛穴が存在していて、毛穴には毛と一緒に、汗を出す“汗腺”が存在しています。
人の汗には2種類あり、ひとつはスポーツをしたりお風呂に入っている時に出てくる、さらさらとした汗。この汗は「エポクリン腺」という汗腺から出ており、体中に存在しています。
もうひとつが、緊張や不安を感じた時にじっとりと脇の下あたりに出る、べたべたした汗。「アポクリン腺」という汗腺から出る汗で、脇の下のほかには耳や陰部などからも出ています。
実は、このアポクリン腺から出る汗こそが、ワキガのもと。
このべたべたした汗には、水分のほかにも脂肪や塩分、鉄分、アンモニアなどが含まれています。それらを肌の常在菌が分解することで、あのワキガの刺激臭を生んでいます。
ワキガの人は、そうでない人と比べてこのアポクリン腺の数が多いことで、体臭がきつくなってしまうのです。
では、いよいよ自分がワキガ体質かどうかのチェック方法をご紹介します。
ワキガ自己診断4つ
身内がワキガだ
日本人のワキガ率は10%ですが、身内にワキガの人がいる場合は大きく異なります。
実は、ワキガは高い確率で遺伝します。
両親ともにワキガの場合は80%、片方がワキガの場合は50%の確立で、子供もワキガになります。
家族にワキガの人がいる場合、自分もワキガではないか、一度チェックしてみることをおすすめします。
耳垢がねっとり
先にも触れたように、ワキガのもとになるアポクリン腺は、脇の下だけでなく耳の中や耳の後ろにも多く分布しています。
たまに、耳垢が濃い色でねっとりとしている人がいますよね?
それは、耳の中のアポクリン腺から出る汗のせい。
つまり、耳垢がねっとりしている人は、耳だけでなく脇の下にもアポクリン腺の数が多いと考えられ、ワキガである可能性が高いのです。
服の脇の部分が黄ばむ
エクリン腺から出る汗は無色透明。しかし、アポクリン腺から出る汗には「リポフスチン」という色素の成分が含まれています。
この汗が衣服につくと、服の脇の部分に“黄色くはっきりとしたシミ”ができてしまうのです。
しかし、制汗剤を使っている場合、ワキガでなくてもまれに黄色いシミがつくことがあります。その場合は色が薄く、境界がぼんやりとしているのが特徴。もちろん、刺激臭もしません。
黄色いシミだけで判断せず、ほかの診断方法と合わせてチェックしていきましょう。
客観的に自分の臭いを嗅ぐ
「クサい!」と思った臭いであっても、それを嗅ぎ続けていると嗅覚が慣れてしまい、臭いと感じられるのはせいぜい2~3分の間だと言われています。
つまり、それだけ自分の臭いに敏感でいるのは難しいのです。とはいえ、ワキガは脇の臭いをチェックしないことには判断が難しいですよね。
そこで、ワキガかどうかの自己診断としてもっとも大切だと思われるのが、自分の臭いを“客観的に”嗅ぐこと。
一番簡単でわかりやすい方法は、「自分の脇にラップを擦り付け、自分の臭いが絶対にしないと思われる場所で臭いを嗅ぐ」です。
自宅や自分がいたオフィスなどは、自分の臭いが充満しているのでNG。外や、ずっと無人だった部屋など、臭いがこもっていない場所を選ぶことがポイントです。
この時、ラップから強烈な刺激臭がしてきたら、ワキガである可能性が高いです。
病院での診断方法は?
ご紹介したセルフチェック方法を試しても、自分の診断に自信が持てない場合は、専門医へ相談してみましょう。
病院での診断方法は、その医師によって差があるようですが、一般的な方法は以下になります。test
・耳垢が湿っていないか
・両親にワキガの人はいないか
・脇の下にガーゼを挟み汗を染み込ませ、医師の鼻で臭いのレベルを診断する
問診の内容としては、ほぼご紹介した自己診断内容と変わりません。しかし、豊富な診断経験を考えれば、専門医の受診は“最終判断”として利用価値が高そうですね。
まとめ
ワキガの自己診断方法としては、
・身内にワキガの人がいないか
・耳垢が湿っていないか
・服の脇の部分が黄ばんでいないか
・脇の臭いを客観的に嗅いだ時にどうか
以上が一般的かつ誤診の少ない方法です。
自分がワキガなんて・・・男性でも女性でもショックなことです。気のせいと思いたくなるのは無理もありません。
しかし、だからこそ早めの診断と対策が、幸せな日常に不可欠です。ぜひ、勇気を持って今回ご紹介した方法を試してみてください。
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